見かけは昨年までと変わらないもののファイナルギアが約2割も低くなった98モデルの試乗。とてもオフローダーで、しかもロードスター的に。ただ無頓着に下がったタンクやギアボックスでリフトせざる得ないが、その弊害も発生する。テラフレックスとプロコンプのサスを組み込んだTJも試乗。

秋の軽自動車新規格での前に、シエラがワイドの名前で登場。2.2メーターのホイルベースと練り直したシャーシーレイアウトとコイルのサスペンションは良くも悪くもジムニーをジムニーでなくしたような新しいCCV。

GMの意向でいすゞが、米市場に向けて開発した四駆ピックアップであったが、これが後にビッグホーン、パジェロへと続くブームの始まり。パイオニアはディーゼルCCVとしても注目された背伸びをしない健全なもの。

その最初のロデオ4WDの面影は全くないUBSであるが、得意のディーゼル技術で低公害高効率とされるエンジンを搭載した。ただ全体的な魅力が増すものでもなくシンプルで信頼性が高いというディーゼルの利点は薄れた。

60,80の様なステーションワゴンがありながら、ヘビーな70系に存在する4枚ドアの77系は隠れた人気車種。だがピックアップや兵員輸送車くらいしかないロングホイルベースにプラドと共用のボデーを載せた国内向け特異車種の感もある。ただ80が消えたので唯一のランクルらしい4ドアでもある。

100系は誌面で取り上げるかどうか迷ったがディーゼルの5速を試乗した。案の定「2.5トンのあざらし」だったので急遽取材切上げ掲載頁数削減。

• 以前試乗したランクル70のデモカーにターボをつけたと言うので試乗した。トヨタの部品を利用したものでアッパーカットと言うよりボデブロー的な効き。しかしトルクフルなH系も水は禁物の写真、R/Rの近況。
  
• トラクションタイア:南ア製ジェネラルSAGの750-16-8PRはスーパーオールグリップの名の通り、クラシックトラック用のリバイバルタイアのファイアストーン・ノビー650-16-4PRはトレッドが密に過ぎるのと4プライとは思えぬ堅さだ。そして英国の再生205R16は「台」のソフトさと凶悪なトレッドであるが価格は高く入手難。
  
• ボスニアの軍用CCV達:紛争そのものは残念なことだが現地に集まった各国のCCVには興味ある。
  
• バンパー考:CCVには必要と思えるが機能は消えつつある、これで良いのか。
  
• Shop&Test:耐振電球110Vと24V、シャックルブラケット、シリコンの使用法。
  
• イベント:IMPSカップ、緑車集会は珍車集会。
  
• オンザチープ:$2,000で済ませたアメリカ流ケチケチ・ジープ改造。$は使えば減るが頭は使えば楽しいし減らない。
  
• 野宿ライダーは北海道雪中行。
  
• コラム:36と行く、整備の現場から続編、CCVの二駆モデルを考える、クロカン遊びに未来はあるか、ジムニーでの迂回路、Jeepに対しての思い入れ、一言で自然を大切にと言うものの、ランクルは最高はマレーシアにあるL/Rだらけの村を訪れて。
  
• 風の便り:ジープ道楽と家庭のあれこれ。
  
• ミリタリーCCV:1930年代に規格化されたドイツ軍の標準大型軍用車について。これもV8エンジンでシャーシーは凝り過ぎていて失敗であった。
  
• 小説:大量消費される自動車の末路を廃車でなく再生車とすれば楽しい車が増えるかも知れない。
  
• 読者プレゼントは実用品から珍品までバラエティーに富んでいます。
  

いろいろと
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